国内旅行実務 JR運賃・料金「特別企画乗車券・手回り品」
JRでは、ある運送条件のもとに特別企画乗車券(割引乗車券)を発行しています。代表的な特別企画乗車券は以下の通りです。
特別企画乗車券
1.青春18きっぷ
- JRにより利用期間が設定されている(春休み、夏休み、冬休み)
- 年齢制限なし(大人・小児同額)
- 5枚綴り(1人で5回利用、5人で1枚づつ利用など)
- JR全線の普通列車の普通車自由席を回数の制限なく利用可能
- 1回の利用は当日限り有効
- 払戻手数料は220円(有効期間内で未使用の場合に限る)
- 各1人(回)分でのこども2人使用はできない
- JRバスは利用できない
2.ジパング倶楽部
- 満65歳以上で入会できる会員制サービス
- 年会費 3,840円
- 片道・往復・連続で201キロ以上の場合、最大30%の割引が適用される
- 割引回数は年間20回まで
- 割引対象は、普通乗車券、指定席特急券、自由席特急券、急行券、グリーン券、指定席券(寝台料金、のぞみ号・みずほ(自由席を含む)の特急料金、グリーン・グランクラス料金は対象外)
3.レール&レンタカーきっぷ
- JR 線の営業キロを片道・往復・連続で201km以上利用すること
- 最初にJR線を利用し、その出発駅から駅レンタカー営業所のある駅までJR線の最短経路で101km以上離れていること
- JR線の運賃が2割引、料金が1割引になる(同行者はも同一行程で利用し、同時に購入することで適用される)
- 往復割引、ジパングクラブなどとの併用はできない
- 同行者も同一行程で利用し、同時に購入することで同様のサービスが適用される
- GWや年末年始などの繁忙期は適用外
飛行機やフェリーと同様に、JRにおいても旅客が社内へ持ち込める荷物について一定の決まりを定めています。
手回り品
1.無料で持ち込めるもの
携帯できる荷物で、タテ・ヨコ・高さの合計が250cm(長さ2mまで)以内で、重さ30kg以内のものを2個まで無料で持ち込むことができる。 ※傘、つえ、ハンドバックなど身の回り品は個数に数えない
- 旅行鞄、スーツケース
- スポーツ用品(サーフボードは専用の袋に収納したもの)、楽器、娯楽用品 ※長さの制限を超える場合であっても、車内で立てて携帯できるものは持ち込むことができる(専用ケースなどに収納する)
- サイクリングやスポーツ大会などに使用する自転車 ※解体または折りたたみ専用の袋に収納したもの
- 盲導犬、介助犬、聴導犬を使用者本人が随伴する場合 ※法に定める表示等を行っている場合に限る
- 車イス ※長さ・高さ120cm以内、幅70cm以内
2.有料で持ち込めるもの
乗車する駅の改札口などで荷物を見せ、1個につき290円の普通手回り品料金を支払う。
- 小犬、猫、鳩またはこれらに類する小動物(猛獣やへびの類を除く)
- タテ・ヨコ・高さの合計120cm以内(動物専用のケースにいれたもの)
- ケースと動物を合わせた重さ10kg以内
3.持ち込めないもの
- 危険品 ※可燃性液体(個体)、高圧ガス、火薬類、農薬、放射性物質など
- 刃物 ※梱包された刃物は除く
- 暖炉・コンロ
- 動物 ※少量の小鳥、小虫類、初生ひな、魚介類でケースに入れたものは除く
- 死体
- 不潔なもの、臭気を発するもの
- 他の乗客に危害を及ぼすおそれのあるもの
- 車内を破損するおそれのあるもの