高天神を征する者は遠江を征する。
高天神城は武田と徳川の激しい争奪戦が繰り広げられた城で有名です。
「どうしてこの城がそこまで重要だったのか」
それは多くのお城ファンの方がブログをあげていますし、ちょうど今、大河ドラマで家康もやってますのでそちらを参考にしてみてください笑 私が知ったかぶって書くのもどうかと思いますし、他の方のネタをパクるのが落ちですので笑
まあ難攻不落の山城というだけあって、数少ない登城経験の中でも上位に入る登り甲斐(歩き甲斐)のある非常に楽しい山城でした。特に西峰の曲輪群と堀、「犬戻り猿戻り」は非常に想像を掻き立てる山城ファンにとっては最高に興奮するポイントだと思います。 ちなみに今までのランキング上位は、「新府城」か「一乗谷城」ですかね。高取城、観音寺城も楽しくてあるき回りましたけど。結論から言うと、「山城は面白い」ってことですね!
ちょっとだけ脱線すると、
「新府城」はコロナ禍ということもあり、道中誰一人ともすれ違わなかったり、地元では有名な心霊スポットということもあり、なんとも言えないドンヨリとした雰囲気がまた武田の最期を妄想させるシチュエーションです。夜中の0時に武田の落ち武者が出るらしいですよ。勇気のある方は是非、夜中の0時に長い登り階段(240段くらいだったか)を登ってみてください。自分はそのうち決行します!たぶん。
一方の「一乗谷城」は、「クマ」出没の恐怖との戦い。ここは肌感覚的に出てもおかしくないと思いました。観光客はほぼ一乗谷朝倉氏遺跡がメインなので、もちろん道中誰とも会いません。クマを足軽と想定しながら、聞き慣れない動物の鳴き声を聞きながら、いつも以上にキョロキョロしながら、緊張感がたまらない登城でした。(次回ブログで詳しく書きたいと思います。)
だいぶ脱線しましたが、今回の高天神城も最高に楽しい登城でしたので、時間がありましたら下手くそなフォトギャラリーにどうぞお立ち寄りください。そして詳しく説明している他の方々のブログを参考にしてお互い高天神城をもっと知りましょう!
フォトギャラリー
※クリックすると拡大します。
東峰(追手門、三の丸、本丸、大川内石牢跡)
西峰(高天神社、馬場平、搦手門、三ケ月井戸)
西峰の曲輪群(二の丸、曲輪、堀)
犬戻り猿戻り
言葉の通り、途中何度か戻ろうかと思いました笑 岩殿山や岩櫃山ほど足元がすくむような尾根ではありませんが、何となく歩いていてソワソワする不安な気持ちにさせる不思議な感覚がまた面白かったですね。
馬場平をそのまま進むと抜け道の入り口になります。
道中、こんな道がひたすら続きます。
無事に楞厳寺山(りょうごんじさん)山頂に到着(220.86m)。頂上には電子レンジ!が置いてあり、その中に登頂記録ノートが入っていましたので、記念に記入して、そのまま直進して下山。山の麓を歩いて搦手門へ。西峰を回って帰りは逆ルートで追手門を通って今回の登城が終わりました。
基本データ
城名(別称) | 高天神城(鶴舞城、つるまいじょう) |
築城者 | 不明(今川氏が築いたとされる説) |
築城年 | 16世紀初め(諸説あり) |
城のタイプ | 山城 |
山の名前(標高) | 鶴翁山(かくおうざん)(132m) |
城の標高 | 132m |
城の比高 | 約100m |
葛山城へのアクセス
掛川駅北口3番乗り場からバスでおよそ25分、「土方」というバス停で下車、そこから10分位で追手門に到着します。
今回は、追手門 → 三の丸 → 本丸 → 大河内石牢 → 高天神社 → 犬戻り猿戻り → 搦手門 → 三ケ月井戸 → 西峰の曲輪群 → 追手門 というルートでした。
登城後記
すごく登り甲斐のある山城で非常に満足できる登城でした。ただ、ひとつだけ残念なことがありましたね。それはゴミの不法投棄。明らかに一般(生活)ゴミですので、山城観光客が原因とは考えづらく、おそらく地元の方々が道端に捨てていっているのでしょう。
せっかくこんな素晴らしい山城(観光資源)があって周りは茶畑に囲まれている最高の景観ですので、なんとか頑張ってもらいたいなと思いました。