二本松城(霞ヶ城)




郡山駅からJR東北本線でおよそ20分、福島県にある3つの100名城のひとつ「二本松城」へ行ってきました。

二本松駅から徒歩で約30分くらいのところに「二本松城址」があります。 山城だけあって途中は急勾配が続くため、タクシーを使うのも良いかもしれません。

二本松駅を出発して5分くらいのところに「二本松神社」があります。ここも二本松城郭の敷地内になるので、かなり広い縄張りです。

二本松城に到着。戊辰戦争で若くして散った少年隊の群像が出迎えます(少年隊のために着物を縫う母も)。後ろに見えるのは復元された「箕輪門」。

二本松の菊人形

二本松は江戸時代より菊の愛好者が多く、1950年(昭和30年)から毎年10月から11月中旬まで「二本松の菊人形」としてここ二本松城跡(霞ヶ城公園)でイベントが開催されています。今年はコロナ禍の影響で人形の展示はなかったが丹精込めて育てられた鮮やかな菊が三の丸御殿跡地の広場で展示されていました。

復元された箕輪門

戊辰戦争により二本松城は落城、城郭の殆どが焼失し、更に明治時代に入ってからの廃城令によりその建物が全て解体されましたが、1982年(昭和57年)に「箕輪門」が復元されました。この門をくぐっていよいよ本丸まで山城登りの始まりです。

今回は案内所でいただいたルートマップを参考にしながら本丸の裏側の搦手門跡(からめてもんあと)から本丸を目指すことにしました。

※「搦手門(からめてもん)」とは裏門のことで、正門の大手門(追手門)に対して裏門の搦手門と呼ばれる。敵を搦めて撃破するという意味らしい。

搦手門を通りいよいよ本丸へ。行きは搦手門天守跡のある本丸へ登り、帰りは滝や洗心亭(御茶屋)などを見学しながら下るルートを選択しました。搦手門登山ルートは観光客も少なくとても静かで、途中に安達太良山を望む見晴台があったり、場内を巡る二合田用水路(にごうだようすいろ)があったりと、山城トレッキングを十分に楽しむことができます。

あいにくの天気で安達太良山を見ることができませんでしたが、晴れているとこんな感じに見えます。

二合田用水(にごうだようすい)。約350年前に作られた安達太良山中腹から引かれた約18kmの用水路。城や城下の水源を保つために二本松藩主・丹羽光重(にわみつしげ)によって造られた。用水路の建設は幕府には内密であったようです。

 

 

本丸天守跡。

日本の三井

「井」とは井戸のことで、千葉県印西市の「月影の井」、神奈川県鎌倉市の「星影の井」、そしてここ二本松城跡にある「日陰の井」を「日本の三井」といいます。「底なし井戸」とも言われていた日陰の井は深さ約16mで今現在も豊富な湧き水を溜めています。

金網の下が井戸。

最後は場内の食処で食事

 

箕輪門をくぐり場内へ入るとお店がずらり。ちょっとした喰処横丁になっています。ちょうど菊花展が開催中でした。 福島県は天然鮎でも有名です。

二本松城の歴史的背景

1414年に畠山満泰(はたけやまみつやす)がこの地に築城。伊達政宗に畠山氏が滅ぼされて以降、二本松城は会津藩に組み入れられ、その後は戊辰戦争まで会津若松城とともに奥州の要として重要な位置を占めた。

二本松城(霞ヶ城)の基本データ
築城者 畠山満泰(はたけやまみつやす)
別名 霞ヶ城(かすみがじょう)
天守 なし
アクセス JR二本松駅より徒歩30分
スタンプ設置場所 JR二本松駅(観光案内所)、二本松歴史資料館受付窓口

二本松市の観光スポット

  • 東北サファリパーク 二本松市にある約900種類の動物が生活する広大な動物園。
  • 千恵子の生家 高村光太郎の妻・高村千恵子の生家と記念館。二本松駅から徒歩30分、その隣の安達駅からのほうが若干早く20分ほどの距離にある。
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