国内旅行実務 JR運賃・料金「割引運賃」

割引運賃 | ||
往復割引 | ・営業キロが片道600㎞を超えるJR区間を有効期間内に往復する場合 ・他の割引と重複適用はない ・通過連絡運輸扱いの場合も、前後のJR区間で営業キロが条件に達していれば適用される |
1割引 |
学生割引 | 学生とは、JRから指定を受けた中学・高校・大学・専修・各種学校の学生・生徒をいう。 ・営業キロが片道100㎞を超えるJR区間を乗車する場合 ・往復割引との重複適用が認められている 往復割引と学生割引を同時に利用する場合 1.往路分(片道分)の金額から往復割引(1割)を引く(端数は切捨て) 2.1の金額から学生割引(2割)を引く(端数は切捨て) ⇒往路分の金額が完成 3.往復料金なので、往路分の金額を2倍にする ⇒往復運賃の完成(往復割引+学生割引) ※順序が逆になると違った金額になるので、必ず(往復割引⇒学生割引)の順に計算する。 |
2割引 |
団体割引運賃 | |||||||||||||||
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無賃扱い人員 | |||||||||||||||
・31人以上50人までの団体(訪日観光団体は15人以上50人まで)は、1人が無賃扱いになる。 | |||||||||||||||
・無賃扱いになる乗客は、特急料金やグリーン料金等も無料になる。 ※51人以上は50人ごとに1人が追加される(51~100:2人、101~150:3人・・・) |
団体割引運賃の算出方法 |
小学生40人の団体が乗車した場合 |
1.小学生1人の運賃の合計額を算出する。 |
2.学生団体の割引率(小学生は通年30%)から小学生1人分の割引された合計金額を算出する。 ・1人分の合計金額から30%を引く |
3.31人以上50名までの団体は1人分の運賃が無料になる。 ・割引された1人分の合計金額 ✕ (40人 ー 1人)= 支払われる合計額 |
団体の予約 | ||
大口団体 | ・出発日の9カ月前から2カ月前まで ・保証金は団体旅客運賃の1割相当額 ・保証金は、その後の運賃・料金に充当される。 |
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小口団体 | ・出発日の9カ月前から14日前まで ・保証金は団体旅客運賃の1割相当額 ・指定席を利用する場合は、申込の9割(端数は切り捨て)に対して1人300円の保証金を支払う。 ・保証金は、その後の運賃・料金に充当される。 |
団体乗車券の発売日 |
・運送引受け後、旅客の始発駅出発日の1ヵ月前から発売。 |
・指定券を発売する場合、始発駅出発日の11日前までに購入しなければならない。 ※特に期限を定める場合を除く。 |